安倍首相が辞任表明したというニュースが大々的に報じられています。
政府与党関係者によると、辞任の理由として疲労の蓄積や持病の潰瘍性大腸炎の悪化が原因で、執務を続ける事が困難となった為に総理大臣を退任する意向を固めたそうです。
安倍総理大臣としては、「体調が万全でない中、政治判断を誤ることがあってはならない」と考え、総理大臣を続けることが難しいと判断したものとみられています。
今回のブログでは、安倍首相が患っており、今回総理大臣を辞任するに至った原因である「潰瘍性大腸炎」という病気について解説してきます。
「潰瘍性大腸炎」とはどんな病気なのか
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に潰瘍やびらんが生じ、激しい下痢や嘔吐、血便などの症状が出る原因不明の難病です。他の症状としては、腹痛、発熱、食欲不振、体重減少、貧血などが加わります。
多くの患者は再燃と寛解を繰り返すことから長期的な医学管理が必要となる、言い換えると“完治が難しく、一生付き合っていかなければならない病気”と言えるでしょう。
治療法について
現在は、効果的な治療方法は未確立であり、根治療法はないそうです。
軽症や中程度の場合は、5-ASA製薬(メサラジン)という薬を、無効例や重症例では、副腎皮質ステロイド薬などを服用し、内科的治療による改善がみられず重症化した場合は大腸摘出手術を行うこともあります。
安倍首相への労いと感謝
大病を患いながら重責を伴う総理大臣職に就き、激務な仕事をされていた大変さには本当に頭が下がります。同じように病気を抱えながら働く人々の希望でも有ったように思います。
私自身、安倍首相や自民党政権を100%支持していた訳ではないですが、長期にわたり日本の為にここまで働いてくれたのは紛れもない事実です。
最終的には大きな病気を抱えながら総理大臣の立場に就き続ける事が、本人の為にも国民の為にも正しいのかー職務に支障を来たすのではないかを案じた末に辞職という選択を踏み切られたのだと思います。今後は、治療に専念して頂き、安倍首相の一日も早い回復をお祈り致します。
参考サイト:
www.nanbyou.or.jp