当ブログは、医療関連の社会制度を紹介することがメインでしたが、広く医療業界に関する情報も発信していきたいと考えており、一般読者の方にも興味を持って頂けるような記事も少しずつ書いていきたいと思います。
さて、今回は「病院にイケメン医師は本当に存在するのか」というテーマについて医療機関に勤めていた経験を踏まえて、私見を述べていきます。
医療ドラマで登場するイケメン医師達
ドラマや映画の世界の医師役の方々の中には、とてもカッコ良くてスタイル抜群なドクターが登場します。
「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」で藍沢耕作役を演じた山下智久さん
藍沢先生を演じる姿、ついこの間まで神だったとは思えないほどであった
— ドラマのイケメンが好きなアカウント (@0412drama) 2017年7月19日
またとてもナチュラルで、ドラマとドラマの間も藍沢耕作という人間が生きてきた空気を感じられて痺れた#コードブルー3 #コード·ブルー #コードブルー #山下智久 pic.twitter.com/O5LNT6nRqE
「恋は続くよどこまでも」で天堂担役を演じた佐藤健さん
#恋つづ 💕いかがでしたか?余韻で胸が押し潰されそうですか?でしたらこちらのお写真をご覧ください💁♀️❤
— 【公式】恋はつづくよどこまでも💕💕💕 (@koi_tsudu) 2020年3月3日
️ #天堂担 なら、 #何時間でも見てられるんだろ 😏? pic.twitter.com/HbwZG5R5zO
果たして、実際にこんなイケメン医師が現実に存在するのか疑問に感じている方々もいらっしゃると思います。
イケメン医師は本当に実在するのか
結論から申し上げると、イケメン医師は実在はするが、それは全体のほんの一部で大多数の医師はそれほどカッコいい訳ではないのが現実だと思います。
たしかに世の中に実在するイケメン医師について紹介されている特集記事などもあります。
https://マッチングアプリの教科書.jp/イケメンの医者特集/xn--u9j9erbzdj7jvb5f9c1565epzdjv5e.jp
ですが、私自身が病院で勤務していた経験から申し上げると、“イケメンの医者ってあんまり居ないかな?”というのが実際の感想です。
40-50代の貫禄あるおじさん医師ばかりが多数を占める中で稀に若いイケメン医師も存在するって感じですかね。
ドラマの医者はあくまで俳優さんが「医師役を演じている」だけであって、医師免許を持っている本物のドクターではありませんから、ドラマと現実は違います。
Twitterでのリサーチ結果
私がTwitterでリサーチをした所、男性医師についてはやはり若い爽やかイケメン医師というのは稀少な現実が窺われます。
https://twitter.com/biqtmryz9ir77yo/status/1227262538569486338?s=21
https://twitter.com/angelposthuman/status/1207290431353999361?s=21
ただ、容姿に関係無く、患者さんやご家族だけでなく、看護師や他のスタッフに対しても基本的に丁寧な対応をしている先生は好感を持てますね。
白衣効果🥼によって実際より割増しでカッコ良く見える医者もいます。
イケメン医師が現実に少ない理由
なぜドラマのようなイケメン医師が少ないのか?という疑問について私なりに考えた仮説を幾つか提示してみます。
医者になる為には何年も勉強に時間を割かなければならない
医者になる為には、医学部に入学し、実習やテスト等の課題を乗り越え、医師国家試験に合格しなければなりません。
多くの医学生や医師達は偏差値や試験成績といった「勉強が出来るか否か」を重視する環境で生きてきており、余程美意識が高くなければ、美容整形外科といった一部の診療科を除くと、あまり見た目やファッションを洗練させようと心掛けている人は少ないような気がします。
(もっともこれは医師だからという訳ではなく世の中の男性全体に言えることかもしれませんが)
医学知識や診療能力を高める事に一生懸命な人が多い
俳優や芸能人、ファッションモデルなどのように容姿の良さが職業的価値に結び付く職種とは異なり、医師はあくまでも「病気を治療する」事が本来の仕事です。
いくら顔がカッコ良かったとしても、臨床能力の低い医師に大切な健康や命に関わる事柄を委ねられるでしょうか。
脱毛やスキンケアなどの美容行動に励んでいるより、医学知識を増やしたり、手技向上の為に研鑽している医師の方が圧倒的に多いと思います。
見た目に気を遣っている方だと確かに印象は良いですが、それだけでは医師として務まらないという事ですね。
年齢比率的におじさん世代の医師が多い
医学部は6年間あるので実際に研修医として医療現場に立つスタートは24-25歳以降になります。さらに医学部の場合は、浪人を経験している人が多かったり、留年している(これは単に大学時代に勉強をさぼっていたというより、医学部の進級条件が厳格な点が要因だと考えられる)、国家試験に不合格になっていたり...とストレートに医者になれる人ばかりな訳ではありません。
実際に20代前半-中盤の若い年代で医師として働いている人は医師総数全体から見ると極僅かだと言えるでしょう。
医師がイケメンによるメリット
患者さん達も人間ですから、特に女性の場合はカッコいい医師が来るとテンションが上がるかもしれません。
担当の医師がイケメンだと単に気持ち的に嬉しいだけではなく、カッコいい医師の診療を受ける事で病気や怪我の症状が軽くなる(もしくは一瞬だけ消える)イケメン療法とかもあるかも知れないですね笑
裏を返せば、循環器系の医師だとイケメン過ぎると逆に心臓に悪いかもしれませんので注意が必要ですね。
まあ何の科学的根拠もない仮説なので、本当にそうなのかは定かではありませんが...